差別化【サベツカ】
 
用語解説
差別化とは
自社の商品やブランドに競合となる他社品や他社ブランドとは異なる特長を持たせ、それをアピールポイントとして打ち出すこと。
もっと詳しい「差別化」
差別化とは競合他社とは異なる消費者ベネフィットを打ち出していくことです。自社のブランドや製品の競争力を高めるため、競合するブランドや製品とは異なる消費者ベネフィットを自社ブランド・製品に持たせます。単に違いを付けるというのではなく、その違いは消費者にとって意味あるものとして積極的にアピールするポイントとなります。
競争を避ける棲み分けとは異なります。
コスメコンシェルジュから一言
化粧品においても差別化は価格競争とは違う次元で競争するための重要なポイントです。
技術や処方、使用感触、成分などの中身や、店頭での目立ちや環境配慮、使いやすさを追求した容器など、成分や処方、外装だけに差別化戦略を頼るのは非常に難しいものがあます。それらは新成分や新開発といったものでなければ大きな差別化ポイントにならず、それらも特許期限が切れたり、薬事法などの制限で訴求文になると他と変わらなかったり、アクセシブルデザインや環境配慮はやって当たり前のことだったりするため、なかなか差別化できる要素にならないことがあるのです。

実は、差別化はコンセプト立案時から始まっています。スキンケアなら、どういった肌悩みや消費者インサイトに着眼するか、それらに対応するためにどういったアプローチをとるかといった製品設計の根幹に関わる部分、つまりコンセプト部分から他にはないものを追及するのです。多くの人がシミに悩んでいるという。でもシミには色々あります。何が原因のどんなシミに着眼するのか?20代が悩むシミと40代が悩むシミをよく見てみると、ニキビあとの色素沈着老人性色素斑というようにシミの種類が異なるかもしれません。そうすると、対象層の年代や肌質も違えば、シミができるきっかけやメカニズムにも違うのです。肌の中で起きるどんな症状に対処するのか?そのためにどんな成分にどんな働きを期待するのか?どんな予防法が必要か?など、ニキビあとのシミと老人性のシミは美白薬剤が同じであっても、その周辺の成分は自ずと違ってきます。他とは違う製品を打ち出していくためには、このようにコンセプト立案時から差別化戦略が始まっているのです。他と同じ着眼点で製品設計をしていては、市場に出た時に差別化できる製品にはならないのです。
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