コンセプト【product concept】
 
用語解説
コンセプトとは
コンセプトとは、その化粧品やブランドの価値や特長、目的などをわかりやすく魅力的に概念化したもの。企画・開発や広告、商品育成などをブレずに推進するための拠り所ともなり、通常は短い言葉で表現する。
新製品開発コンセプトの重要性
コンセプトとは「誰に向けたどんな化粧品なのか」や「どんな価値を提供するのか」を表したものです。
具体的には、
肌効果などのお客様ベネフィット
●それを実現する機能
●化粧品の種類
など、その化粧品ならではの価値や魅力を集約して表現します。特に商品化を進める中で大変重要なものです。
その商品、あるいはシリーズ、ブランドに関わる社内外の全ての人が共有し、商品の中身から外装、広告、プロモーションなど各々の担当部門(担当者)が業務を進めていくにあたって拠り所となり、目指す方向性を示すキャッチコピーのような存在です。

コスメコンシェルジュからひとこと

〇コンセプトが決まれば企画業務も半分クリアしたのと同じ
 企画開発の一連の業務に関していうと、一番難儀なのがこのコンセプトワークでした。
データは揃った、何が求められているかがわかった、こういうものが必要になるんだ、新製品の全体像はもう頭の中でイメージできている。ここでおそらくコンセプトはできているのだと思います。
しかし、チーム全員が同じ方向に向かって進むためには、このコンセプトを具現化する必要があります。ボヤボヤーっとしているイメージを関わる人全ての共通語に仕立てる作業が必要です。一般的にコンセプトとは、ここで言葉になったものを指しますが、その言葉にするという作業は非常に難しいことでした。

24時間365日、常に言葉探しです。電車の中刷りや、雑やTVで出会ったピンと来た言葉、街中で聞こえた言葉は即メモ。夢で出た言葉もすぐメモできるよう枕元に筆記用具を常に置いておきました。ときにはチームで会議室に朝から夜までこもりっぱなし。雑誌や想像力が掻き立てられるようなものを持ち込んで。

それだけにコンセプトが決まると、新製品も半分はできたも同然と言えるくらいです。言い換えればそのくらいコンセプトは重要です。いったん決まったコンセプトでも、修正が必要になることもあります。逆に、裏方の存在だったコンセプトが何かの形でそのまま世の中に出ることもあります。
〇コンセプトはものづくりの柱
 コンセプトは、情熱や勘、流行を追うだけで作る言葉遊びではありません。消費者の潜在ニーズ、知見や生かせる技術、ブランドの世界観やその商品に持たせる役割、自社の責任やコンプライアンスなどを鑑み、しっかりした根拠をもとに、この製品が何者なのか、他にはないどんな特長があるのか、どうお客様のお役に立つのかといった要素をぎゅっと凝縮したものです。

そうそうこういうものが欲しかった!これはイケル!売れる!面白い!よっしゃーやろう!と納得してもらえるコンセプトがあってこそ、チームが一丸となって動き出します。暗礁にのりあげた時、迷いが出た時はコンセプトに立ち戻ります。いい商品をつくる、その柱となるのがコンセプトだと思います。
企画開発の関連用語
ODM プロトタイプ
他社品 最終試作品
マスマーケティング マーケッター
トレンド カラークリエーション
コラボ インスパイアされた
現行品 ネーミング
デオドラント 薬事調査
マス商品 申請名称
リミテッドエディション インサイト
既存品 種類別名称
販売名 相手先ブランド名製造
差別化 ミューズ
トレンドカラー AISASの法則
コンセプト マス
限定品 スキニフィケーション
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