トレンドカラー
 
用語解説
トレンドカラーとは
流行色のこと。
もっと詳しい トレンドカラー
流行色は実シーズンの約2年前にインターカラーによって国際的なトレンドカラーが発表されます。具体的には6月に2年後のSS、12月に2年後のAWのトレンドカラーが様々なメッセージを込めて発表されます。それを受けてより具体的に産業に生かすべくプルミエール・ビションなどの素材展が開催され、並行して各国・地域では自国市場を考慮したトレンドカラーを発表するようになります。
日本では実シーズンの約1年半前にJAFCAにおいて各分野の動向や社会情勢などを鑑みた「JAFCAファッションカラー」が選定され、その発表を受けて各分野のデザイナーやマーケッターによって新デザインや新製品の企画がスタートします。実シーズン約半年前にパリコレやNYコレクションなどが開催されると雑誌やテレビでその情報が流れ始め、徐々に各企業の新製品・新色の宣伝広告が出回るようになって当該シーズンを迎えます。

このように流行色は国際レベルで選定された色が段階を踏みながら2年かけて市場に様々な製品やデザインとして出ていくのであって、自然発生的に特定の色に世界的な人気が出るということではありません。また、トレンドカラーはアパレル業界だけでなく車からインテリアまで幅広い産業を意識したものなので、化粧品の世界でもポイントメイク製品の新色やメーキャップパターンなどを企画する際に参考にされますし、ポスターやテレビコマーシャルなどでモデルが着用する衣装でもトレンドカラーを意識することがよくあります。

とは言え、全てがトレンドカラーを取り入れるわけではありませんし、特にトレンドカラーが反映されるファッション業界であっても何もかもがトレンドカラーというわけではありません。また当該シーズンになってトレンドカラーを反映したものが消費者の支持を得られるとも限りません。

またパントーンの「PANTONE Color of the Year」も市場に影響を与えています。これは毎年12月に翌年を象徴する色としてパントーン社が発表しています。
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