しばり表現【シバリヒョウゲン】
 
用語解説
しばり表現とは
しばり表現とは、効能効果訴求する際、必ず付記・付言しなければならないと決められた表現のこと。
化粧品のしばり表現について
しばり表現の「しばり」とは、制限や制約を意味する「しばり(縛り)」のことです。「広告している効能効果は、こういう条件による場合のみ 該当する」ということを明確に示すためです。

化粧品の広告に使える表現は、化粧品の効能効果の範囲内に限られています。薬用化粧品医薬部外品についても同様で、それぞれ定められた「薬用化粧品の効能効果の範囲」「医薬部外品の効能効果の範囲」や承認された範囲の表現しかできません。そして、その効能効果によっては、必ず付記・付言しなければならないと条件づけられた「しばり表現」があります。

しばり表現は、明瞭に示さなければならず、スペースが十分になくても省略できません。

例えば、化粧品の「日焼けによるシミ、ソバカスを防ぐ」の効能効果表現においては「日焼けによる」が、「乾燥による小じわを目立たなくする」においては「乾燥による」がしばり表現にあたります。薬用化粧品の「メラニンの生成を抑え、シミ、ソバカスを防ぐ」の場合は、「メラニンの生成を抑え」部分がしばり表現です。しばり表現を用いず「シミ・ソバカスを防ぐ」や「小じわを目立たなくする」のみを表現することはできません。

アレルギーテスト済み表示に付記された「全ての方にアレルギーが起こらないということではありません」の表記は、しばり表現ではなく、デメリット表示と呼ばれます。

美白(効果)」や「ホワイトニング(効果)」の言葉に「*」を付け、近くに「*」を付けた上で「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」などと表記されたものも、しばり表現ではありません。しばり表現と呼ばれることもありますが、正しくは説明表現と呼ばれるものであり、しばり表現とは目的が異なります。
これは「美白(効果)」や「ホワイトニング(効果)」は承認を受けた効能効果ではなく、実際承認を得ているのは「メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ」や「日やけによるしみ・そばかすを防ぐ」などの効能効果であるためです。そこで、効能効果として「美白」や「ホワイトニング」などの言葉を用いる際には、その説明として実際に承認されている効能効果を付記しなければなりません。
法律・基準の関連用語
ISO16128に基づく化粧品の自然及びオーガニックに係る指数表示に関するガイドライン 3分の1ルール
化粧品の規制緩和 有効成分リスト
社会的責任の手引き 製造業
自然由来指数 FM認証
ISO 26000 使用期限
ISO ISO 22716
識別表示 NC表示
再商品化義務 リサイクルマーク
インキネーム UPF
化粧品の表示に関する公正競争規約 販売名称
GMP 特記表示
厚生労働大臣が指定する医薬部外品 再生医療
NPP ドシエ
無添加 人体に対する作用が緩和なもの
有用性データ 識別マーク
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