グループインタビュー
 
用語解説
グループインタビューとは
ある特定の目的で話をするために集まった調査対象者を複数(6~8人)のグループに分け、グループ毎にモデレーターが中心となってインタビュー形式で進める調査のこと。モデレーターの質問に調査対象者一人ひとりが答えたり、モデレーターの進行のもと調査対象者同士で自由にお喋りしたりすることで、調査者が知りたいことを聞き出す。略してグルイン、あるいはフォーカスグループインタビューとも言う。
もっと詳しい「グループインタビュー」
グループインタビューは定性調査の代表的な手法で、コンセプト調査やパッケージ調査、意識調査など様々な調査において行われます。

先入観抜きで調査対象者の意識を探るため、調査者である化粧品メーカーの名前やブランド名は伏せたり、どの化粧品メーカーかが特定できないようにしたりして調査を行うことが一般的です。またグループ分けではあらかじめ収集したプロフィールから年齢や所得、職業、化粧品の使用状況や関心度合いなどが似た人を同じグループにします。

調査対象者の意見や本音をはじめ化粧品メーカー内では生まれないようなアイディアが飛び出すこともあります。そしてそれらがコンセプトや発売時のキャッチコピー、販促活動を考える上で大きなヒントになることも珍しくありません。その素直な思いや言葉を逃さないように、たいてい調査者は調査会場のマジックミラー越しでずっと調査を見ています。調査は録音もされますが、その発言をした時の雰囲気や表情、仕草とともに参加者の心理を探ることが大切だからです。
グループだからこその雰囲気でお喋りが活発になることもあれば、声の大きな人に他の人の意見がなびいたり、抑圧されて言いたいことが言えない人が出ることもあります。調査対象者の本音や潜在意識をいかに引き出せるか等、グループインタビューの成否はモデレーターの力にかかっています。

1グループだけでなく、5~8グループ、あるいはそれ以上のグループで調査を繰り返しますが、それでも定量調査には数が及ばず、数値化できる回答は少ないので統計的に説得力のある市場の傾向を見るには適しません。
新しいブランドを立ち上げる際や初めての市場に参入する際、商品開発の初期段階にはアンケート調査では面倒なほど幅広く色々なことを聞きたい場合があり、このような時にグループインタビューを実施することがあります。逆に、アンケート調査実施後にその結果からもっと深堀りしたい部分が出た場合にもそこに集中して聞き込みをすべくグループインタビューを実施することがあります。
調査の関連用語
ファシリテーター HUT
トップボックス 薬事調査
グループインタビュー パッケージ調査
ブラインドテスト パネル調査
使用テスト ブランド純粋想起
モニター ブランド助成想起
n 定量調査
ブランド第一想起 トップツーボックス
コンセプト使用テスト 知覚品質
ブラインド使用テスト 目隠しテスト
定性調査 サンプリング
ベンチマーク インサイト
サンプル トップ・オブ・マインド
会場調査 SWOT分析
CLT デプスインタビュー
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