コラーゲン線維【コラーゲンセンイ、collagen fiber, collagen fibril】
 
用語解説
コラーゲン線維とは
コラーゲン線維とは、コラーゲンがたくさん集まって線維の束となったもの。コラーゲン線維は、真皮の大部分を占め、皮膚にハリや弾力を与え、しなやかな肌を維持し、外力から皮膚内部を守るクッションのような役割をする。
膠原線維とも呼ばれる。
コラーゲン線維について
真皮の網状層は細い線維が網目状になっていますが、その網目の大部分がコラーゲン線維です。コラーゲン線維は、柔らかく、耐伸縮性に優れた強靭な線維で、皮膚にハリや弾力を与えることで、肌をしなやかに維持し、外力から皮膚内部を守るクッションのような役割をします。コラーゲン線維の間を縫うように存在するエラスチン線維が存在します。

コラーゲン線維が真皮に占める割合は、70%とも90%とも言われています。コラーゲン線維の状態が真皮層を決めると言っても過言ではありませんが、加齢とともにコラーゲンが減少したり、浴び続けた紫外線がコラーゲンにダメージを与えることなどがわかっています。

コラーゲン線維は、線維芽細胞が細胞外に分泌したコラーゲンの前駆体が、細胞外マトリックス内で3本鎖構造を含んだコラーゲン分子となり、それが規則的に寄り集まり線維状に結合したものがさらにらせん状に絡み合って束となった線維です。
コラーゲンの中でも主にI型、Ⅲ型、V型の線維性コラーゲンがコラーゲン線維になります。網状層で網目を形成するコラーゲン線維はⅠ型コラーゲンによる線維です。
皮膚のしくみの関連用語
真皮 細胞外マトリックス
ケラチン 弾性線維
基底層 メラニン還元
コラーゲン線維 脂腺
IPD 錯角化
スキンタイプ 色素形成細胞
エクリン汗腺 毛のう
角質 皮脂膜
角質層 DT
エラスチン線維 プラスミン
バリア機能 慢性微弱炎症
マイクロバイオーム Uゾーン
顆粒細胞 メラノソーム
表皮 コラーゲン
起毛筋 角化
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