バリア機能【バリアキノウ、barrier function】
 
用語解説
バリア機能とは
バリア機能とは、肌から水分が出ていくことと肌に外部からの刺激や異物が侵入することを防ぐ角層の機能のこと。
肌のバリア機能について
バリア機能は、体内の水分が体の外へ出ていくことを防ぎ、体の外にある刺激などが体内に侵入するのを防ぐ機能の総称ですが、通常は角層のバリア機能のことを指します。バリア機能は肌がもともと持っている防御機能で、角層の最も大切な役割とも言えます。

バリア機能が低下すると、角層の水分が保てなくなり、汗や摩擦、紫外線などの外部からの刺激により、肌の乾燥をはじめ様々な肌トラブルを起こしやすい状態となります。一般的に「敏感肌」と呼ばれる肌もバリア機能が低下している肌です。

肌のバリア機能は、肌の水分、脂質、NMFによるモイスチャーバランスに左右されます。バリア機能を良好に保つためには、モイスチャーバランスをととのえるお手入れも有効です。
皮膚のしくみの関連用語
角栓 角層
皮膚紋理 黄色ブドウ球菌
メラニン合成 遅延黒化
ノネナール バリア機能
顆粒層 コラーゲン線維
真皮幹細胞 乳頭層
アクネ菌 立毛筋
TEWL 乳頭
弾性線維 エラスチン線維
錯角化 IPD
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