可溶化【カヨウカ、solubilization】
 
用語解説
可溶化とは
可溶化とは、本来は水に溶け込まない油が水に溶けてしまったように透明になる現象のこと。
可溶化について
水と油は本質的に溶けあいませんが、油を非常に小さい粒子として分散させ、透明に溶けあったように見える現象を可溶化と言います。

界面活性剤同士を親油基を内側、親水基を外側にして集合させると、内側は水との接触がないため油を取り込むことができます。この集合体をミセルと呼びますが、ミセルは乳化粒子よりさらに小さい粒子で、直径が光の波長より短いことで透明な状態に見えます。可溶化に重要な役割を果たしている界面活性剤を可溶化剤と呼びます。

ほとんどが水溶性成分から構成される化粧水が、保湿剤や脂溶性ビタミンなどの油性成分を配合しながらも透明な外観を保てるのは、この可溶化によるものです。化粧水だけでなく、透明なジェルにも可溶化の技術が用いられます。
技術・処方の関連用語
バイオテクノロジー 基剤臭
誘導体 溶質
水溶性成分 ノンパフューム
プロペラント 揮発
板状粉体 パヒューマー
転相 乳化
最終試作品 ベース成分
非親水性 無香性
バルク 水素添加
泡立ち W/O
耐水性 水添
無賦香 試作
抱水性 ウオータープルーフ
調香 試作品
製剤 処方
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