POP【ピーオーピー、point of purchase】
 
用語解説
POPとは
POPとは、売り場で商品宣伝をするためのアイキャッチ効果の高い広告物のこと。
POPは、point of purchaseの頭文字をとった表現で、「ピーオーピー」または「ポップ」と呼ぶ。
POPについて
○POPの日本語訳
POPは、Point Of Purchaseから「購買時点」、あるいは、Point Of Purchase Advertising から「購買時点広告」とよく訳されます。POPと同じ意味でPOS(Point Of Sales)と表現することもありますが、日本ではお客様目線という意味合いから販売時点より購買時点を強調するPOP(Point Of Purchase)が定着し、POPとは売りたいポイントではなく買いたくなるポイントだと説明されることが多いです。

○POPの役割
POPは広告・販促ツールであり、宣伝する商品・サービスのすぐそばに置いたり、ディスプレイに添えたりするのが一般的です。来店客がその商品やサービスの購入・利用を決定する場所において、ダイレクトに宣伝を行います。遠くからでも目立ち、来店客を宣伝商品の売り場に引き寄せる役割もあります。

○POPの形状やタイプ
POPには、標識のようにシンプルなものから、読み物のように手が込んだものまで様々なものがあります。カードタイプのPOPにはテープで貼るタイプや自立式になっているタイプ、シールになっているステッカータイプなどあり、サイズが大きいPOPは天井から吊り下げるものもあります。販売店が手作りすることもあれば、メーカーから提供されることもあります。

POPシールと呼ばれる飛び出すように商品に貼るPOPもあります。一般的にPOPは後付けするものですが、POPシールの場合は商品納品時には既に貼られていることが多いです。POPシールは裏面にも印刷することで、正面でアイキャッチ効果を高めつつ、裏面も広告スペースとして使えるため、表示スペースが足りない製品では能書としてのスペースを補うこともできます。

○POPとショーカードプライスカード
POPの定義や呼称はメーカーやお店などによって異なります。ショーカードやプライスカードも全てPOPとしている場合もあれば、POPとショーカードは同義ですがプライスカードは別物としている場合、ある程度以上の大きさになるとPOPではなくポスターと呼ぶなど様々です。

一般的にPOPと呼ぶときは、ショーカードやプライスカードよりも売り手側のお客様に対するメッセージ性が強いものを指します。POPは、プライスカードより商品の宣伝性が高く、ショーカードよりお客様の注意を引く効果があるため、離れたところからも目立ち一目である程度の情報が伝えられます。

○POPの効果
POPを用いて販売すると、POPなしの場合より、その商品の売り上げが20%高いというアメリカの大学による調査結果はよく知られています。POPは比較的安価でありながら、お客様の興味を喚起し購買意欲を高める効果は小さくありません。店内が忙しく販売員が対応できないときでも、POPによってお客様を引き寄せ、商品に興味を持たせることができるため、POPは「silent salesperson(物言わぬセールスマン)」や「第二の販売員」などと例えられることもあるほどです。

POPには、手書きの紙製のものもよくあります。POPをいつでも作れるよう準備しておけば、お店の客層や売れ筋、店内状況、天候などに合わせ、必要なときに必要な広告をすることができます。販売第一線に立つ美容部員や営業担当者が業務としてPOP制作を行うことも珍しくありません。
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