ウオータープルーフとは 水で落ちないということ。肌などに塗ったら水や汗、涙などによって落ちにくいという機能のこと。耐水性とも言う。
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もっと詳しい「ウォータープルーフ」 防水加工された時計やカメラ、靴などにも製品特長の一つとしてウォータープルーフと訴求していることがありますが、化粧品でウォータープルーフと言うと日焼け止めやファンデーション、マスカラ、アイラインなど、塗布後に落ちにくいことが特に重要である製品に求められる機能であり、水や汗、涙によって落ちにくいことを示します。そのため通常のクレンジングで落ちにくいこともあり、その場合はクレンジングオイルなど洗浄力の高いアイテムや専用のクレンジングで落とすことが推奨されています。ウォータープルーフの本来の英語の意味は、水をはじく、水で落ちないということになりますが、実際は完全に落ちないということはありえません。そこでウォータープルーフ(water proof)とは言っても「落ちない」のではなく「落ちにくい」ことを意味しています。その点の混乱を避けるため、キャッチコピーではウォータープルーフと表現してもその説明においては耐水性という言葉が使われることがよくありますし、より耐水性の意味に近いウォーターレジスタント(water resistant)と表記されることもよくあります。実際アメリカでは、water proofは使用できない表現でありwater resistantと表示しなければなりません。しかし現時点では日本においてはウォータープルーフもウォーターレジスタントも耐水性もすべて同じ意味合いでとられています。 |
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ウオータープルーフ 日焼け止め 日焼け止めにとってウォータープルーフは重要な機能の一つです。水や汗で簡単に落ちてしまっては紫外線から肌を守ることができません。SPFやPAの測定と同じくウォータープルーフ効果を示すための試験も有用性の試験の一つです。日本では試験法や結果の表記法は自社基準となっていますが、大手化粧品会社などは米国FDAのルールに準じた試験を行うことが一般的です。「80分(40分)間にわたる水浴テストで確認済み」などの表記がパッケージやホームページなどで見られれば、それはFDAの試験法に準じていると言えるでしょう。水浴とは水の中で適度に運動するということです。FDAで規定された試験法はとても厳しく、対象となる日焼け止めを塗布してから「20分間水浴(水中での適度な運動)→水から出て20分間休憩(タオルなどを使ってはいけない)」を2回、あるいは4回繰り返した後にSPFを測定し、SPFを保持できていなければなりません。40分間保持できる、つまり2回の繰り返しに耐えうるものはウォーターレジスタント(water resistant)と表記でき、80分間保持できる、つまり4回の繰り返しに耐えうるものはベリーウォーターレジスタント(very water resistant)と表記できるというのがアメリカの規定です。日本では試験法はアメリカに準じても表記法は各社それぞれですが、80分の試験法をクリアしたものには、より高い、スーパーなどの表現をつけて耐水性の高さを訴求していることが多いようです。そもそもアメリカでは2011年にFDAから新規制が出た以降、ウォータープルーフ(water proof)という表記は使えません。完全に落ちないということはありえないからです。SPFやPAなどのように耐水性に関しても国際基準化に向けて検討が進んでいます。 |
成分評価試験 | アンチシーバム |
有用性試験 | ウオータープルーフ |
効果効能 | マスキング |
PA | 耐水性 |
O/W | 化粧品の効能効果の範囲 |
防御 | W/O |
UVAロゴ | 抱水性 |
二次付着レス | 肌効果 |
もち | 抗酸化 |
物理的効果 | エモリエント |
肌ベネフィット | 保健効果 |
転相 | ポアレス |
SPF | ウォーターレジスタント |
化粧もち | 有用性 |
サンドプルーフ | 薬理的効果 |