クリームとは クリームとは、肌に油分をメインに補い、肌からの水分蒸発を防ぐことで保湿効果を持続させ、柔軟性や弾力性のある肌に整えるスキンケア化粧品のこと。クリームのテクスチャーの幅は広いが、通常、乳液より粘度が高く、使用する際に指先にとったり、顔の数ヵ所にのせたりしてもすぐには垂れない程度のかたさがある。 |
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クリームについて 〇クリームの特徴クリームは、皮膚のモイスチャーバランスをととのえながら、高いシールド効果を発揮することで、肌のうるおいを持続させるエモリエント効果に優れたアイテムです。ベーシックケアに位置づけられたり、スペシャルケアに位置づけられたりとまちまちです。 〇クリームのタイプやはたらき クリームは、油分によって肌の表面に蓋をしたように働くことで、クリーム自体の油分や保湿成分などをしっかり肌になじませます。さらに、クリームの前に塗布した化粧水や乳液などが肌に与えた水分を閉じこめ、温度や湿度などの影響で肌から水分が奪われるのを防ぎます。 美白や抗しわなどの薬剤を配合した医薬部外品のクリームをはじめ、アンチエイジングや保湿に特化しているなどの高機能ラインには、クリームが必ずと言っていいほど配置されています。 同一ブランド内でも日中と夜の行動様式を考慮し、タイプ分けした製品もよく見られます。例えば、日中用や朝用と呼ばれるクリームは、紫外線防御や肌を明るく演出する効果があったり、次にメイクすることを考えた使用性にこだわったりしています。夜用は、睡眠との相乗効果をより意識した機能や、翌朝まで続く保湿効果など、朝用に比べるとよりこってりした使用性や深い保湿効果が付与されることもあります。 〇あらゆるカテゴリーに見られるクリーム剤型 クリームは、ヘアクリームや除毛クリーム、ボディクリーム、下地クリームなど幅広いカテゴリーにあり、スキンケア内だけを見てもクレンジングクリーム、コールドクリーム、マッサージクリーム、{日焼け止め)クリームなど様々なアイテムがあります。 しかし、一般的にクリームと言うと顔用の保湿用クリームを指します。クリーム剤型の他のアイテムと区別するために、エモリエントクリームやモイスチャライジングクリーム、栄養クリームなどと呼ぶこともあります。 〇クリームの剤型と基本的な構成成分 一般的にクリームの乳化タイプは、さっぱりみずみずしい感触のO/W型と、リッチで重厚感ある感触のW/O型の2つに大きく分けられます。油分の量と質、保湿剤の配合状態によって、しっとり感や保湿効果の持続性に影響します。乳液との違いは、乳化粒子と粘度の差であり、クリームは乳液よりも油分と保湿剤の配合率が通常高くなります。精製水(水)と油分、保湿剤を基剤とし、効能効果に応じて薬剤や保湿剤、界面活性剤、安定剤、香料、色剤などが配合されています。 クリームは、乳液よりも油分や保湿剤、水分などを様々な比率で配合しやすいことから、高機能アイテムにはクリームがたいてい配置されます。保湿効果に優れながらもベタつかない使用性が一般的に好まれるため、様々な乳化技術が研究・開発されています。 |