化粧水について 〇化粧水の種類化粧水は、「柔軟化粧水」「収れん化粧水」「ふきとり化粧水」の3種に大きく分けられます。化粧水と言うと柔軟化粧水を指すのが一般的です。3種それぞれの主な特徴は次のとおりです。 柔軟化粧水は、肌の保湿と柔軟を目的とし、角質層にうるおいを与え、乳液など次に使うアイテムの肌なじみを高めます。 収れん化粧水は、肌をひき締めたり、肌のほてりを抑えたり、皮脂分泌をコントロールしたりすることで肌を整えます。 ふきとり化粧水は、ライトメイク程度なら落とせるものや、洗顔後に角質ケアとして使うものなどがあります。メーカーやブランドよっては化粧水ではなく、クレンジングカテゴリーに分類していることもあります。 〇化粧水の剤型と基本的な構成成分 化粧水は水のようなシャバシャバした液体が一般的ですが、若干とろみのあるものや、低粘度のジェル状のものもあります。 化粧水は、化粧品の中で最も水分が多いアイテムで、水(精製水)をメインにアルコール類などの水溶性成分を基剤として構成されています。その他は、柔軟化粧水、収れん化粧水、ふきとり化粧水など、それぞれの特性や効能効果に対応した薬剤や保湿剤、増粘剤、安定剤、香料、色剤などが配合されます。 透明な化粧水の中には、保湿成分や脂溶性のビタミンなどの油性成分を配合しているのに、白濁することなく透明な外観のものがありますが、それは可溶化によるものです。 〇「ローション」の表現 化粧水のことをローション(lotion)と表現することもよくありますが、海外ではローションと言うと、通常は乳液状のものを指すため注意が必要です。 |