角質細胞【カクシツサイボウ、cornified cell】
 
用語解説
角質細胞とは
角質細胞とは、落ち葉を敷きつめたように10~20層に重なって角質層を形成している薄片状の細胞のこと。角層細胞とも呼ぶ。
角質細胞は、顆粒細胞が角層に移行する際に、核と細胞膜を失い、ケラチン繊維で満たされる。失った細胞膜の代わりにCEが外壁として角質細胞を包み込み、角層の上層にいくとCEが成熟して角質細胞内ではNMFが産生される。

角質細胞は核がないことから死んだ細胞と言われるが、角質層で保湿機能やバリア機能を発揮するために重要な役割を担う。約2週間、角質層でその役割を担った後、垢などとして肌から剝れ落ちる。
肌あれを起こしている肌では角質細胞に核が残ったままのことがある。
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