乳頭層【ニュウトウソウ】
 
用語解説
乳頭層とは
乳頭層とは、真皮内の上部に位置する波形状をした層のこと。乳頭がある層。
乳頭層について
真皮は、上層部を乳頭層、下層部を網状層という二層からなります。二層の境目ははっきりしていません。

表皮と真皮は基底膜によって密着し、その境目は波形で真皮が山のように表皮に突き出ています。その突き出ている部分を乳頭と言い、乳頭のある層を乳頭層と言います。

毛細血管やリンパ管、神経などが乳頭層まで来ており、基底細胞に栄養を与えたり、皮膚の感覚をつかさどったりしています。網状層にあるものよりも細く、まだらな状態ですが、乳頭層にもコラーゲン線維(膠原線維)とエラスチン線維(弾力線維)もあります。

真皮を乳頭層、乳頭下層、網状層の3層に分けて考えられることもあります。この場合、乳頭下層は乳頭層の真下の乳頭層と同程度の厚さの層のことを指し、層の環境や役割は乳頭層とほぼ同じです。
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