しわ【シワ】
 
用語解説
しわとは
肌にできた線状の溝のことで、よく見なければわからない細かい線からくっきりと目立つ線、深く刻み込まれたような線など状態は様々。
もっと詳しい「しわ」
しわは表皮の乾燥や真皮の衰えなどによる表皮から真皮が変形した状態です。主に乾燥によるしわ、表情のくせによるしわ、肌の衰えによるしわの3つに分類して考えられます。

●乾燥によるしわ
一般的に「小じわ」と呼ばれる段階です。しわの第一段階とも言え、肌が乾燥し角層が厚くなったり柔軟性が失われたりすることによって皮膚の動きが激しい目元や口元に細かく浅いしわができます。皮膚表面の乾燥によるものなので「表皮性しわ」や「乾燥じわ」とも呼ばれ、ちりめん状のことも多くその場合は「ちりめんじわ」と呼ばれます。肌のうるおいや柔軟性を保つお手入れによってまだ回復が期待できる軽い段階であり、この乾燥による小じわを目立たなくすることは化粧品の効能効果の範囲訴求が認められています。

●表情のくせによるしわ
パソコンの画面に集中している時にできる眉間のしわ、文字が見えづらくて目を細めた時にできる目元のしわ、ふてくされておちょぼ口をした時にできる口元のしわ、驚いて目を見開いた時にできるおでこのしわなど、表情毎にできるしわを「表情じわ」と言います。笑いじわも「表情じわ」の一つです。弾力のある肌ならば表情じわはすぐなくなりますが、同じ表情を長い間続けていたり、真皮層が衰えたりするとその表情をやめてもなかなか消えなくなり、次第にその表情をしていない時にも真皮性のしわとして残ることがあります。

●真皮性しわ
加齢や紫外線などの影響で真皮の柔軟性や弾力性が低下することによってできる小じわより深いしわです。目元や口元、眉間、額などにでき「真皮性しわ」と呼ばれるようにコラーゲン線維エラスチン線維が衰えたり基質が減少したりすることにより線維が細くなったり切れたりして肌内部の弾力や柔軟性が失われることが原因です。

●さらに進んだ真皮性しわ(たるみによっていっそう目立つ真皮性しわ)
真皮性しわに表情筋の衰えが加わり、瞼や目の下、口元、フェイスラインががたるむことで深いしわが見えるようになります。たるんでいる状態をたるみと呼び、それによる真皮性のしわを「大じわ」や「老人性しわ」と呼びます。ほうれい線が目立つのもこの一種です。真皮の衰えに加え、筋肉が皮膚や脂肪を支えきれなくなることが原因なのでしわは深く刻まれたようになり、顔全体がしぼんだように見えることもあります。

表情じわを含めそれ以後の段階のしわは、化粧品で目立たなくすることはできても元に戻す(しわをなくす)ことは難しいです。しかし、できる限りの改善やしわの進行を防ぐために保湿はもちろん、真皮活性や抗酸化などに特化した化粧品が種々発売されています。表情のくせに気を付けたり、表情筋を鍛えるフェイスエクササイズ、紫外線防御も大切です。
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