洗顔フォーム【センガンフォーム】
 
用語解説
洗顔フォームとは
クリームやペースト状の中身を適量手のひらに取り、水やぬるま湯を加えて泡立ててから顔を洗う洗浄料のこと。洗顔料の代表アイテムでチューブ容器のものが一般的。クレンジングフォームとも言う。
フォームは英語で泡を表わす「foam」から。
もっと詳しい「洗顔フォーム」
洗浄料には界面活性剤タイプと溶剤タイプがありますがクレンジングフォームは界面活性剤タイプです。石けんと同じように界面活性剤の働きを利用し、石けんならではの洗浄効果がありながら、石けんを使用した後のつっぱり感やカサカサ感が少ないことが特長です。脱脂作用を緩和するために保湿剤や油分を配合することで洗顔後のしっとり感が感じられます。

泡が汚れを包み込んで浮かせ、水の中に混ぜてそのまま洗い流すというのが泡立てる洗顔料の基本的なメカニズムなので、肌をこする必要はありません。きめ細かい弾力のある泡は肌を傷つけず、さらに泡による心地よさが脳に良い刺激を与えるとも言われています。洗浄料は肌に残さないようしっかり洗い流すことが大切ですが、きめ細かい泡はすすぎやすいため、結果的に肌に残りにくくなります。泡立てネットを使ってでもきめ細かい泡をつくることがすすめられるのにはこういった理由があります。

化粧石けんに比べると洗顔フォームは剤型的に泡立ちや泡の質などに特長をつけやすく、スクラブや油分も配合しやすいため洗浄力や洗い上がりの感触も様々な製品があります。大きくは高級脂肪酸系とアミノ酸系の洗顔フォームに分けられます。高級脂肪酸系は石けん系とよく呼ばれるタイプで界面活性剤が石けんです。アミノ酸系は弱酸性とよく呼ばれるタイプの洗顔フォームで、アミノ酸系の界面活性剤が用いられ、泡立ちは高級脂肪酸系より落ちますが、肌に優しいという印象が浸透しています。

ポンプ容器から泡上で中身を出すムースタイプと呼ばれる洗顔フォームは剤型は液体です。ポンプ容器から中味を出す際に、空気と混ざることで泡となって出てくるしくみです。
洗顔フォームの基本的な構成成分
構成成分は製品により様々なので一概には言えませんが、代表的な処方構成を大まかに表すと、
●高級脂肪酸系は:石けんのもとになる数種の脂肪酸とアルカリで約40%、精製水が約30%、グリセリンなどの保湿剤が約30%、ヤシ油やホホバ油などのエモリエント剤が約5%、剤界面活性剤が約5%、他は安定化剤香料など
●アミノ酸系は:アミノ酸系の界面活性剤が約20%、グリセリンなどの保湿剤が約35%、精製水が約30%、界面活性剤が約10%、エモリエント剤が約2%、他は安定化剤や香料など
の成分構成です。

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