炭化水素【タンカスイソ、hydrocarbon】
 
用語解説
炭化水素とは
炭化水素とは、炭素と水素のみで組成される化合物の総称で、油性成分の一種。鉱物性原料と呼ばれることもある。
炭化水素について
炭化水素は、炭素と水素のみが結合したもので、炭素がどのように結合しているかによって飽和炭化水素と不飽和炭化水素がありますが、化粧品原料として使われるのは一般的に飽和炭化水素です。化粧品で用いられる炭化水素は、石油から化学的な方法で得られるパラフィンやミネラルオイルワセリン、自然界から得られるスクワレンを安定させたスクワランなどがあります。

化粧品原料としては、多くが石油由来なため鉱物性原料とも呼ばれますが、それらは酸化などしにくい優れた安定性があり、しっかり精製され、皮膚に対する安全性の高さが認められています。乳化のしやすさや粘着性などの特性があり、また液状、半固形状、固形状と様々なので使用性の幅も広いです。それぞれの特性に応じ、油脂ロウと同じように皮膚の水分蒸散抑制や使用感触調整、硬さ調整などの目的で、乳液クリーム口紅などに幅広く使われます。

また、炭化水素には気体のものもあり、例えばエアゾール製品の噴射剤として使われるLPガスがそうです。
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