in vivo【インビボ】
 
用語解説
in vivoとは
in vivoとは、人や動物、植物など生きた生体で試験や実験をすること。
in vivo試験 やin vivoテスト、臨床試験などとも表現する。単に「ビボ」と呼ぶことも多い。「ヒトにおける試験」や動物実験がin vivo。
in vivo(インビボ)について
in vivo、ex vivo、in vitroなどは、試験環境を大まかに説明した言葉です。in vivoはラテン語で「生体内で」という意味ですが、実験結果などを示した近くに「in vivo」の表示がある場合は、多くがその実験は in vivoで行ったという意味です。in vivoはin vitroと対比してよく使われます。

in vivoは、人を含む動物や植物の生きた生体で、機能や反応を確認する試験です。化粧品の動物実験については多くの国や企業が禁止・廃止している今日、化粧品で実施されるin vivo試験は人でのみ行うようになってきました。in vitroで証明されたことが人の肌でも実証できるかを確認したり、製品の有用性を確認したりします。モニター試験と呼ばれるボランティアによる実使用テストや、商品の開発段階で行う官能評価などがin vivoで、製品の有用性や中身使用性、外装の操作性の確認などを行います。、

in vivoは、人が直接使う試験であるため、深刻な肌ダメージや健康被害を引き起こす可能性がないことが確認された上で行われます。したがって、主には最終品や最終品に近い試作品に対し、その効能効果の根拠となる有用性データ取得や安全性、使用方法の最終確認のために行われることが多いです。

例えば、実際にその製品の中身を使用した結果を、機器測定や目視、レプリカ採取するなどして、使用前と使用後を比較しどのくらい効果があるか、経時連用での効果はどうか、肌に違和感がないかなどの確認をします。保湿効果や美白効果、しわ改善効果など様々な試験があります。

アレルギーテストやノンコメドジェニックテストはin vivoです。メイクアップ製品では、そのつき色持ち化粧くずれの度合いを実際の肌に塗布して評価する方法はin vivoです。
日焼け止めでは、SPFPAは業界基準としてin vivo試験による測定値を用いることが定められています(ISOの国際基準としてはUVA防御効果はin vitroの試験法が出ていますが日本は未採用)。日焼け止めの耐水性サンドプルーフ効果の検証もin vivoで行われることが多く、塗布した状態で泳いだり砂をかけたりするなどして試験します。
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