もっと詳しい「クレンジングオイル」 「油の汚れは油で落とす」はずばりこのクレンジングオイルのなせるわざです。特に落ちにくい油性タイプのメイクやウオータープルーフのマスカラ、日焼け止めなどを落とすのに最適です。洗浄料には界面活性剤タイプと溶剤タイプがありますが、クレンジングオイルはメイクや皮脂汚れなどを溶かして落とす溶剤タイプのメイク落としです。一般的に成分構成の約90%が油性成分となります。 オイルなのにべたつきを残さず洗い流せるのは、界面活性剤の働きにより水となじんで乳化するためです。クレンジングオイルへの界面活性剤の配合目的は、メイクや汚れを落とすためでなく、すすぎやすくするためです。 ハードメイクもしっかり落とせる洗浄力がありながら、洗い流し後はしっとり感が残ることが特長です。 乾いた肌に使うW/Oタイプと濡れた肌でも使えるO/Wタイプがあります。 |
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コスメコンシェルジュから一言 2000年代初め、小鼻をクレンジングオイルでくるくるマッサージしていると角栓が指先で感じるほど取れることでクレンジングオイルが一躍人気となりました。基本となる油性成分中により皮脂に類似した成分を配合するなどの工夫でメイクだけでなく、毛穴に詰まった皮脂と古い角質の固まりを溶かし出す効果が高められており、毛穴詰まりが気になるような肌の洗顔にも向いています。このタイプのクレンジングオイルはW/Oタイプで、W/Oタイプは水となじみにくいため手も顔も乾いた状態で使う必要があり、洗い流す時に多くの水やお湯の力によって初めてO/W型に乳化して落としやすくなるというメカニズムです。必要以上に長時間クレンジングオイルで小鼻やTゾーンなどの皮脂づまりが気になる部分をマッサージしていると肌に負担がかかり、かえって炎症を招く恐れがあるので、例え面白いように角栓がポロポロ取れることが実感できても決められた使用法・使用時間を守ることが大切です。 一方、しばらくしてO/Wタイプのクレンジングオイルも発売されるようになりました。O/Wタイプは水になじみやすいながらも油性メイクともうまくなじむというメカニズムによって手や顔が濡れていても使えることからシャワーやお風呂の最中にメイク落としができるという利便性に優れます。 それぞれ良さや使い心地が異なるため使用シーンや目的に応じたクレンジングオイルを選べます。2000年代初めの流行以降、現在もクレンジングオイルはメイク落としの一つのタイプとして定着しています。 |