使用量【シヨウリョウ】
 
用語解説
使用量とは
使用量とは、化粧品の1回あたりで使う量のこと。通常は化粧品メーカーが製品ごとに推奨使用量を決めている。
化粧品の使用量について
化粧品の使用量とは、スキンケア日焼け止め、メイク製品などにおいて、一回のお手入れやメイクでこのくらい使ってくださいという量です。化粧品メーカーでは、化粧品の効果を最大限に引き出し、より心地よく、安全に使えるよう製品毎に1回あたりの使用量を決めています。

間違った量を使ったからと言って、肌に悪いことは通常ありませんが、カウンセリング能書などで示された量を使うことは、その化粧品の効果を最大限に引き出すことにつながります。また、例えば同じクリームでも、製品のテクスチャーや美容法などによって最適な使用量が異なるため、製品ごとに使用量を確認することが大切です。

特にスキンケアの場合は、顔の肌面積は人それぞれ異なり、同じ人でも体調や環境によって肌状態が変わるため、メーカーから出ている使用量はあくまでも目安です。メーカーが推奨している使用量を守りつつ、塗布中にすべりが悪い、肌がこすれるなどの違和感、不快感がある場合は、使用量が足りないと考えられるため、肌に負担をかけないよう使用量を増やす必要があります。逆に手にあまるほど多いと感じる場合は、無駄になったり、こぼれて周囲を汚したり、目に入りやすくなったり、長くなじませようと肌をこすりすぎて肌に刺激になったりする場合もあるため、使用量を減らす工夫が必要です。

一番は安心感をもって心地よく使えることが大切です。

何g、何mlといった表現は、お客様にはわかりにくいため、パール粒やマスカット大、500円硬貨大などと示し、さらに実寸大のイラストを表示することがよくあります。
参考使用量
製品によって大きく異なる場合があるため、一般的な使用量として目安にしてください。

洗浄料

化粧水乳液クリーム日中用
クリームは、テクスチャーや美容法によっては、パール2個分が適量の場合もよくあります。

美容液アイクリーム
クマ用のアイクリームは目元のマッサージをしやすいように通常のアイクリームより多めの使用量となります。

〇マッサージクリーム、収れん化粧水、ピールオフタイプのマスク
ペーストが乾いてからはがすピールオフマスクは一度に全量出すのではなく、4回程度に分けるのがマスクを肌にうまく伸ばすポイントです。


コスメコンシェルジュよりひと言

上に代表的なアイテムの使用量をあげました。

化粧品メーカーでは、使用量はgやml単位で決め、使用感触確認や有用性試験を行う際には、正確な量でテストするためスポイトを用いることもよくあります。しかし、実際の使用にあたってはそうはいかないため、gやmlで使用量を示すことはめったになく、容器から中身を出した時の見え方を何かに例えて表現したり、すーっとひと塗りといったように使い方で表現したりすることが一般的です。

一般的な使用量をgやml単位で知っておくと、その化粧品が何回分か、何ヵ月持つかなどの目安を立てられ購入時に便利です。

心地よく使える量が一番とは言え、製品説明にある注意書きや使用法・使用量をよく確認してから使用しましょう。
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