棚替え【タナガエ】
 
用語解説
棚替えとは
棚替えとは、陳列している商品を入れ替えること。
フェイス替えともいう。
棚替えについて
棚替えは、季節の変わり目、新製品発売やお店のイベントなどに合わせ、定期的に行われます。特に大きな棚替えは、3-4月に春夏に向けた棚替え、9-10月に秋冬に向けた種替えが順次行われます。3月や9月より早く始まることもあります。棚替えによって、各商品の陳列場所や陳列量が変わるだけでなく、棚のスペースには限界があるため新製品の代わりに棚落ちが発生します。

チェーンドラッグストアのようなお店は、本部から陳列指示書や棚割り台帳などと呼ばれる、どこにどの商品をどのように並べるかを示した図案が送られることもありますが、売れ筋や客層、スペースなどお店の条件により、その指示通りにいかないことも少なくありません。

棚替えのやり方は様々ですが、一般的には、棚替えする棚に陳列してある商品を全てさげ、オリコンなどに移すことからスタートします。プライスカードなども外し、清掃し、棚替えする場所をいったん空にします。その後、指示書があればそれに従い、あるいはその店独自の計画に合わせ、新製品を陳列したり、今まで陳列していた商品を戻したり、他の棚から移動してきた商品を陳列したりします。プライスカードやPOPなども設置します。

棚替え作業では、什器からおろした商品や、これから什器に並べる商品は、直接床に置かず、オリコンやかごに入れたり、空いている棚や可動式のワゴンに並べたりします。棚替え中に中断する必要が出たり、外した商品を離れた他の場所に陳列したりすることもあるため、移動しやすい体制を整えておく必要があります。また、棚替えのためとはいえ、販売する商品が地べたに置かれることにいい印象は持たれません。

新製品の発売日はメーカーにより異なるため、入荷するタイミングも様々です。未入荷商品の陳列スペースは空けておくのではなく、他の製品のフェイス数を増やすなどしてスペースを埋めます。
棚替えにあわせVPPPも変更します。
棚替えを専門に行う職種やサービス会社もあります。
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