不全角化【フゼンカクカ、parakeratosis】
 
用語解説
不全角化とは
不全角化とは、角化の過程が不完全なため、本来はなくなっているはずの核をもったままの角質細胞角層に見られること。錯角化ともいう。
不全角化について
不全角化は、角化が完了しないうちに角化細胞角層まで押し上げられた状態です。その結果、角層で有核細胞が確認できます。

不全角化の原因の一つとして、肌が刺激を受けたことで角化のスピードが急に速まったため、角化細胞が核を持ったまま角層に到達してしまうことが考えられています。ターンオーバーの乱れです。

肌が正常な状態では角層にある細胞は無核です。しかし、肌荒れを起こしている肌には、核を持ったままの細胞が確認でき、不全角化を起こしていることがわかります。また不全角化は、皮脂量の多い部分で発生しやすいこと、さらに毛穴の目立ちにも関係しており、毛穴が目立つ肌では毛穴部分に不全角化が確認できることもわかっています。
当サイトのご利用に関して  |  サイトと会社の紹介  |  プライバシーポリシー  |  ガイドライン・事例早引き
Copyright(C) 2024 cosmeconcier.jp PC版へ