DIC【ディック、DIC】
 
用語解説
DIC(ディック)とは
DIC(ディック)とは、日本のDIC株式会社が作った色、およびそれをまとめた色見本帳のこと。色見本帳はパントンと同じように使われ、ディックカラーとも呼ぶ。通常DICと表記。
会社名としては、DICはディーアイシーと読む。
DICとは
DICと言った時、それはDIC株式会社が作った色を集めた色見本帳「DICカラーガイド」を指す場合が多いです。DICの色見本帳(カラーガイド)もパントンと同じように、縦長のカードを束ねた仕様で扇のように広げて使うタイプがよく知られます。

DIC株式会社は、印刷用インキを製造・販売する企業(以前の社名は、大日本インキ化学工業株式会社)です。そのため、パントンとは異なり、DICのカラーガイドにある色は、自社のインキを元に作られており、そのインクの配合情報の公開や、調合したインキの販売もしています。(パントン社はインキ会社ではありません)

DICカラーガイドには、各色のCMYK値、RGB値、マンセル値などの近似値の情報掲載やコート紙と上質紙に分けた色見本の付属があったり、「日本の伝統色」「フランスの伝統色」「中国の伝統色」といった伝統に基づいたカラーガイドのラインナップもあります。特色だけでなく、プロセスカラー用のカラーガイドもあります。

色見本帳(カラーガイド)をデジタル化した「DIC COLOR」が無料で配信されています。厳密な正確さは、従来の紙製のカラーガイドで確認する必要がありますが、紙製のカラーガイドと同じ内容を手軽に携帯し、いつでも使えるだけでなく、印刷する素材に応じた発色の確認や撮影した写真から近似する色を検索などもできます。

DICカラーガイドに限らず色見本帳は、色選びや色の確認、関係者間の色の共有をするのに大変有効なツールです。特に、CMYKで表現できない特色を指定する際、意図する色を確実に伝えるため、色見本帳から切り離した色チップでやり取りします。

参考
〇色見本帳(DICカラーガイド)やインキを扱うDICグラフィックス株式会社の公式サイト
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