分割販売【ブンカツハンバイ】
 
用語解説
分割販売とは
分割販売とは、化粧品を個々の顧客の求めに応じてその都度必要量を充填して販売すること。零売ということもある。
化粧品の分割販売について
分割販売とは、特定の顧客の要望に応えるため、製品の一部を顧客の要望を受ける都度、小分けにして販売することです。例えば品切れして買えない化粧品がどうしても必要なので分けてほしいといった要望や事情をお客様から受けた際、少量を分けて販売することがあり、それを分割販売と言います。

お客様からの要望に応え、お店にある容器やお客様が持参した容器に中身をその都度充填して販売することは違法ではありません。医薬部外品も同じです。具体的には、通常サイズの現品やジャンボサイズ、業務用などから中身を小容器に移し入れます。微生物汚染に特に注意が必要なアイライナーやマスカラ類は分割販売が禁止されていますが、多くの化粧品類が表示ルールを守り、品質保持や衛生面に留意することを前提に分割販売を行うことができます。

小分けした容器には、全成分や製造販売元などの表示をしたシール貼付や、製造番号、分割販売日、分割者の氏名と住所を記載した文書を添付するなどの必要があります。分割して充填する場所や充填に使用する用具類、容器などの衛生管理が適切になされていなければなりません。お客様が持参した小容器の洗浄や衛生保持も大切です。製造番号が異なる中身は混合してはいけません。

分割販売は要望を受けたら必ずしなければならないことではありません。適切に分割販売できる環境や設備が整い、かつ表示対応が確実にできる場合に行えます。
一方、小分けの需要があるからとあらかじめ化粧品を小分け容器にわけておくことは、製造行為となります。これは小分け販売と言い、化粧品の製造業の許可が必要です。
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