にっぱち【ニッパチ】
 
用語解説
にっぱちとは
にっぱちとは、売上が落ち込むと言われる2月と8月を指した表現。
「にっぱち」や「にっぱちの法則」とよく表現される。「2:8」や「2:8の法則」と表現されている場合は通常パレートの法則を指す。

コスメコンシェルジュからひと言

よく売れる月、売れない月は、取り扱い商品や客層、立地条件などによって異なりますが、全般的に2月と8月は消費が落ち込むと言われます。特に化粧品は「にっぱちの法則」があてはまる業種ではないでしょうか?一昔前までは。

一般的に化粧品の世界では、クリスマスや忘年会があり新年を控えた12月、卒業や進学や就職などで多くの人が新スタートを控えた3月は、販売第一線は比較的繁忙期です。2月の売り上げが落ち込むのは、前後の月に消費者の購買が集中するためとよく言われます。さらに日数が他月より少ないことも影響します。8月の売り上げ減少は、暑さから化粧品使用率が落ちたり、夏季休暇を優先したりする消費者行動の影響だと言われます。

さらに、SSAWなどのシーズンプロモーションがうたれる時期から外れること、ボーナス支給月とのタイミングが合わないことも2月、8月の売り上げが落ち込む原因と考えられることがよくあります。

もちろん、2月と8月の落ち込みを抑えるべくメーカーや販売店は様々なプロモーションを考えます。しかし現在では、クレジットカードの利用や、季節のプロモーションの前倒しなどもあり「にっぱち」の言葉はあてはまらないかもしれません。今では、2月には春の新色発売があり、紫外線防御意識が高まります。同じように8月には秋の新色が発売されたり、乾燥対策意識が高まります。気候変動や生活環境の変化も相まって、季節を考えた化粧品に対する消費者の意識やメーカーの活動が変化しているため、いまや「にっぱち」ではないのかもしれませんね。
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