自主回収【ジシュカイシュウ】
 
用語解説
自主回収とは
既に販売中の製品に対し何らかの問題が発覚した際、それが市場で大きな問題になっていたり被害が出ていたり行政上の指導や命令が発せられたりしているわけではないが、企業が自主的に対象製品を回収をすること。

コスメコンシェルジュから一言

自主回収の理由として、例えば以下のようなことがあげられます。
●異物混入や容器のバリ発覚
使った消費者が肌トラブルや手指の怪我などの被害を受ける可能性がある欠陥
●成分名称の誤りやレーベルの貼り間違え、化粧品の効能効果の範囲を超えた訴求
消費者に誤解を与える可能性が大きかったり、薬事法を逸脱した表示ミス
●中身や外装の出来が本来のものと異なる
消費者の安全面や法規上には何の問題もないが、中身や外装の出来が通常とは異なるため消費者に対し本来の効果や使用感を提供できない

重大な被害が出ているわけではないにも関わらず回収するのでリコールのような重大な被害や損害はないとは言え、一度市場に出た商品を回収するには時間もコストもかかりますし、取引先や消費者にも多大な迷惑がかかります。自主回収を防止するためにも化粧品GMPや薬事法を遵守すること、中間製品試験や最終製品試験を確実に実施すること、開発業務段階で校正を確実に行うことなどが大切です。
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