棚卸し【タナオロシ】
 
用語解説
棚卸しとは
商品の在庫を人の目で見て数え、その在庫金額がどれだけあるかを確認すること。主に決算時に行う。
もっと詳しい 棚卸し
在庫はそれを仕入れた際に支払いは発生していますが、販売していないためまだお金に代わっていない状態でありお店や企業の資産です。お店や企業が損益の計算をするのに日頃から帳簿やPOSレジで管理していても、それは実在庫と異なることがあります。入荷時の検品ミスや盗難、汚れ、破損などが原因で、いざお客様からほしいと言われても汚くて売れる状態ではなかった、あるはずの在庫がなかったということがあるのです。そこで日頃は帳簿やPOSレジで在庫管理をしつつ、決算時に人の目で実在庫を確認すべく棚卸しをします。帳簿やPOSレジなどで棚卸し金額をチェックすることを帳簿棚卸し、人の目で見て実在庫をチェックすることを実地棚卸しとも言いますが、棚卸しと言うと実地棚卸しを指すことが一般的です。

具体的には店頭陳列やディスプレイされている商品、倉庫にある商品など仕入れたもの全てを商品ごとに目で見て数え記録します。商品名と価格があらかじめ書かれた棚卸し表を使うことが多いです。
化粧品店や薬局薬店は小さな商品が数多くあるので、大変時間がかかるため閉店後に夜遅くまで行われることもあります。そのお店と取引があるメーカーの社員が手伝ったり、いつもより数時間早く閉店することもあるほどお店の規模が大きくなると時間がかかります。棚卸しをすることにより、在庫数だけでなく、不良在庫や破損した在庫を見つけたり、実在庫と帳簿やPOSレジ上の在庫との誤差やその原因を調べたりできます。

また小売店は完成品だけになりますが、工場では出荷待ちの完成品以外に製造前や製造段階にある原材料半完成品など様々な状態の在庫があります。それらも棚卸しを行い、金額に換算して在庫金額を出します。
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