二重価格表示 販売価格に併せてそれより高い比較となる他の価格を表示すること。
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具体的に二重価格表示とは 二重価格表示は価格の安さを強調するために行われます。セール販売をする時に値札に表示されたそれまでの販売価格を二重線で消してセール価格を書き加えたり、メーカー希望小売価格と自店での販売価格を併記したりすることがあります。これらの場合、セール前の価格やメーカー希望小売価格のことを比較対照価格と言いますが、比較対照価格が適正な場合は何も問題ありません。 適正に二重価格表示を行うには、比較対照価格の金額を偽らず、かつその価格で販売していたという合理的な実績・事実が必要です。具体的には、セールにおいて自店の通常価格を比較対照価格にする場合、二重価格表示を始める日からさかのぼる8週間のうち過半数以上、発売から8週間に満たない場合は販売期間の過半数以上かつ2週間以上が通常価格で販売されていなければなりません。さらに通常価格とセール価格の間が2週間以上空いていてはいけないので、段階的に値下げをしていく時には注意が必要です。メーカー希望小売価格を比較対照価格にする場合は、二重価格表示を実施する時点でそのメーカー希望小売価格が有効である必要があります。 不当な二重価格表示は有利誤認表示とみなされ景表法違反になります。 |