シートマスク
 
用語解説
シートマスクとは
不織布の顔型をしたシートに化粧水美容液をふくませた含浸タイプのマスクのこと。
1つのパウチパックにシート1枚(1回分)入りのものもあれば、複数のシートが入った製品もある。シートは1回使用の使い捨て。
エッセンスマスク、含浸タイプマスク、シートパックなどとも呼ばれる。
もっと詳しい シートマスク
シートマスクは不織布シートのラッピング効果によって、手やコットンによる塗布に比べてマスク液の浸透がより高まります。

顔型にした不織布のシートは輪郭から内側方向に切れ込みを入れることでフェイスラインにあわせやすいようになっています。目や口、鼻の部分はくり抜いたり切れ込みを入れることにより、目や口、鼻をふさがないようにしつつ、顔の凹凸にも沿いやすい仕様になっています。全顔が1枚のシートになっているタイプの他に顔の上下を2枚のシートに分けているタイプ、部分用タイプもあります。部分用ではくまや目尻の小じわをケアする目の下から目尻に向けて貼るタイプが代表的です。

不織布の素材はコットンやポリエステル、レーヨンなど、あるいはそれらを混合したものがあり、伸縮性の高いものはより顔に密着させやすく、さらに顎の部分から上方向に引っ張るようにして貼るとリフトアップ感を得られます。シートの素材や大きさ・厚さとマスク液との組み合わせで使用性に変化を持たせられます。またパウチパックから取り出した後、マスクを広げやすくするためには折りたたみ方も重要で、中には広げやすいよう顔型につまみを付けたタイプもあります。美白や保湿などのマスク液の機能だけでなく、マスクの素材や形によっても様々なシートマスク製品ができます。

マスク液の充填適正量はパウチパックに入れるシートの重量で通常決まります。多すぎるとマスクに浸透しきれず余ってしまい、少な過ぎるとマスク全体に十分含浸させることができません。一辺(通常上の部分)だけ開けたパウチパックに、まずは折りたたんだシートを入れ、その後に同じ部分からマスク液を充填します。

製品は横に寝かせておくことが一番ですが、PDP面を見せるためには店頭で立たせるような外装デザインになることが一般的です。長期間、立たせて陳列してもシート全体が均一に含浸された状態を保つようマスク液の粘度やシートの素材、パウチパックのサイズなどの条件をうまく組合せることも大切です。

コスメコンシェルジュからひと言

パウチパックから出したマスクを広げて顔にのせ、5~15分放置するというのがシートマスクの一般的な使用法ですが、この放置時間はとても大切です。
顔にのせたシートは徐々に乾燥していきます。シートが乾燥し出すと不織布が縮んだり、肌のうるおいが逆にシートに奪われたりする現象が起こります。これが、シートマスクをすることで肌の乾燥やかゆみを感じる理由の一つです。放置時間については使用法を守りましょう。また、シートをはがすとスースーするくらい肌にマスク液が残っていることがあります。この肌に残ったマスク液が蒸発し始めることも肌の乾燥を感じる原因なので、顔に残ったマスク液はそのままにせず、指先で顔をマッサージするようにしながらなじませることが大切です。

シートの乾燥や縮みを避けたい場合はパップ剤タイプ(身体に使う湿布剤のような剤型)やゲル状のシートマスクがあります。マスク液がゲル状に固まった仕様でジェル特有のひんやり感や肌への密着感があります。不織布を用いていないか、用いていても直接肌にあたらないことで含浸タイプに比べると不織布の経時変化による肌の乾燥やかゆみを感じることは軽減されます。ただし、ひたひたの美容液を含んだマスクというリッチさや保湿効果は含浸タイプの方が優れます。
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