仮称【カショウ】
 
用語解説
仮称とは
商品名や成分名などで正式な名称が決まるまでの名前のこと。
化粧品開発における商品名の仮称とは
化粧品の名称は商品の企画開発の後半で決まります。ボトルや能書に印刷する段階にギリギリで決まることもあります。なぜなら、化粧品の名前は製品の特長や外装イメージとのバランスも大切なので、中身や外装の方針が決まってから名称を決めることになるからです。場合によっては複数候補からネーミング調査をして商品名称を決めることもありますし、さらに商標の問題もあるので好き勝手に名前は付けられず、商標調査に時間がかかることもあります。

製造販売届出書の提出時に正式名称が決まっていない場合は仮称で届けることがあります。この場合、届け出で使ったこの仮称がが販売名として表に出ていくことになるので、仮称で製造販売届けをする場合は、あまり奇をてらわず一般的な名前にしておくのが得策な場合もあります。
一方で仮称は正式名称が決まるまで、社内外の関係者に呼ばれる名前です。コンセプトをうまく表現した仮称はそれだけで関係者それぞれが目指す方向性がイメージしやすくなりますし、仮称がそのまま正式名称に決まる場合もあります。それだけに開発担当者にとっては拘りどころでもあり、場合によっては仮称とは別に届け出名称を立てておくこともあります。

すでに発売されている製品の新色やタイプ違いなどの開発では、正式名称は決まっているのであえて仮称をつけることはないでしょう。

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