ワンヘルス【One Health】
 
用語解説
ワンヘルスとは
ワンヘルスとは、人々の健康は動植物や環境に密接に関連していることを認識したアプローチのこと。
ワンヘルスについて
ワンヘルスは、新しい概念ではありませんが、近年ますます重要な課題となっています。地球規模の環境変化や人々の生活習慣の変化により、人や動物、植物、環境の間の相互作用も変化し、人と動物の間で広がる動物由来感染症(人獣共通感染症とも呼ばれる)、例えばエボラ出血熱や鳥インフルエンザなどの大規模流行に繋がるようになりました。それは、人々の健康だけでなく、生活や経済にも大きな影響を与えます。

もはや人間の健康を考えるだけでは、問題を防げず、解決できない状態です。人々と、ペットから家畜、野生まで全ての動物と植物、環境を切り離して考えることはできず、全てにとって最適な健康を達成することが重要という考えです。そのため、多分野にわたる健康科学の専門家による地域、国、世界レベルでの取り組みが重要とされています。こういった考え方や取り組みをワンヘルスといいます。

ワンヘルスは、アメリカ ニューヨーク市のマンハッタン地区で「One World, One Health」をスローガンに2004年に開催されたシンポジウムに由来し、マンハッタン原則(Manhattan Principles)とも呼ばれます。
参考:ワンヘルスアプローチのための運用ガイダンス(2019)
WHO(世界保健機関)、FAO(国際連合食糧農業機関)、OIE(国際獣疫事務局)による共同発行
「Taking a Multisectoral, One Health Approach: A Tripartite Guide to Addressing Zoonotic Diseases in Countries」
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