サンスマートプログラム【SunSmart program】
 
用語解説

サンスマートプログラムとは

サンスマートプログラムとは、紫外線による健康被害を予防するためのオーストラリアのプログラムのこと。特に皮膚がんの発生率、罹患率、死亡率を低減させることを目的としている。多くの国や地域が参考にしている。
サンスマートプログラムについて
サンスマートプログラムは、オーストラリア各州のがん評議会(Cancer Council)と州政府によるプログラムで、皮膚がん予防に関して世界をリードする存在です。皮膚がん発生率が高いオーストラリアでは、1980年に日に浴びることを減らす取り組みが始まり、その流れで1988年にサンスマートプログラムが立ち上げられました。

州ごとに運営されていますが、活動の原則や目的は共通し、国として特に力を入れているのが子供の紫外線対策です。幼稚園や学校で紫外線に関する教育が実施され、教室にはポンプタイプの日焼け止めが置いてあります。他にも、日焼け止めを塗るのはもちろん、帽子をかぶらなければ休み時間に外で遊べず、体育の授業でも屋外の場合は参加できないこともあり、児童公園には日よけが必ずはってあるといった具合です。
がん評議会によるスローガン『スリップ・スロップ・スラップ(Slip, Slop, Slap)』はオーストラリア国内によく浸透しており、世界的にも有名なスローガンです。これは、1981年に皮膚がんを予防する3つの簡単な方法として始まったキャンペーンで、2007年にはさらに強化し『スリップ・スロップ・スラップ・シーク and スライド(Slip, Slop, Slap, Seek and Slide)』となりました。

Slip on a shirt. シャツを着よう。
Slop on sunscreen. 日焼け止めを塗ろう。
Slap on a hat. 帽子をかぶろう。
Seek shade. 日陰を探そう。
Slide on sunglasses. サングラスをかけよう。

シャツはできる限り体全体を覆うものが推奨されています。日焼け止めはSPF30以上のウォーターレジスタント、少なくても日に当たる20分前に塗布し、2時間ごとに塗り直し、汗をかいたりスイミングをする場合はさらに頻繁に塗り直しが推奨されています。帽子は顔、首、耳を覆うつばの広いものが推奨されています。
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