ノープー【no poo】
 
用語解説
ノープーとは
ノープーとは、洗髪に一般的なシャンプーを使用しないこと。NoとShampooを組み合わせた造語。
ノープーについて
ノープーとは、日本ではあまりなじみがない言葉ですが、様々な信念や価値観、事情によって従来より広く普及している一般的なシャンプーを一切使わない、あるいは使用頻度を極端に減らすヘアケアのアプローチです。最終的には従来のシャンプーを全く使わないことを目的とし、使用頻度を減らしているだけの場合はロープ―と呼ぶこともあります。

ノープーは、単に洗髪をしないことではなく、従来より広く普及しているシャンプーを用いずに、頭皮や髪を清潔にお手入れすることをいいます。ノープーを実践する主な理由は、従来のシャンプーに含まれる化学成分は頭皮や髪の天然保湿成分まで取り除き、乾燥やダメージを引き起こす可能性があるという考えにあります。

ノープーを実践することはノープーメゾットと表現されます。従来のシャンプー製品への依存を抑え、代わりに水やお湯、自然な成分を使って頭皮も髪も清潔にし、自然な油分を保とうというメゾットです。ノープーメゾットは多様で、コーウォッシングや湯シャン、重曹などの天然物質の使用などがあります。

ノープー用の洗浄製品もあり、そういった製品を「ノープー」と呼ぶこともあります。ノープー用の洗浄製品はクリームタイプやオイルタイプが主流で、泡立たず、髪よりも頭皮の汚れを落とすものが一般的です。また、ノープー用とロープ―用の洗浄製品には明確な区別はなく、メーカーやブランドによって区別の仕方が異なります。

ノープーには特に定義はありません。お湯だけで洗うことに限定してノープーと表現したり、ノープー専用のシャンプーを指したりとまちまちです。ノープー実践者にとって、従来のシャンプーを使わない点と洗髪回数を減らす点は共通しますが、個人の好みや目的によってどのようなノープーであるかは異なります。

コスメコンシェルジュからひとこと

ノープーは、シャンプーを使わないという単なるメゾットではありません。例えば、シャンプーの成分に満足できない、不安があるといった否定的な考え方、通常のシャンプーでは頭皮のうるおいがなくなるという感覚、金銭的問題、環境保護意識など様々な考え方や事情によって実践されるライフスタイルとなっているようです。

節約意識や環境保護意識も相まって、洗髪回数を減らしたり、洗う代わりにブラッシングを増やしたり、プラスチック容器入りの製品は避けたりする人もいます。従来のシャンプーは髪を乾燥させ、頭皮に刺激を与える可能性があるという考えから、重曹やココナッツオイル、リンゴ酢など化粧品以外のもので代替する人もいますが、それら代替物質が安全で効果的かどうかはわかりません。従来のシャンプーが髪や頭皮を乾燥させたり刺激を与えるとも限りません。

ノープーにメリットを見いだせず断念する人もいますし、専門家の間でも意見の相違がみられるようです。流行だからと安易に真似したり、食材など本来の目的と違うもので洗髪したりすると、頭皮や髪にトラブルを起こす恐れがあるので注意が必要です。
当サイトのご利用に関して  |  サイトと会社の紹介  |  プライバシーポリシー  |  ガイドライン・事例早引き
Copyright(C) 2024 cosmeconcier.jp PC版へ